vol.6 銀座でひるごはん

伊東屋のカフェで銀座育ちのフレッシュサラダを

日新堂の近くにある名店や街の魅力をお伝えしたい、そんな想いから生まれた『日新堂マガジン』。喜ばれる手土産やコーヒーのおいしいカフェ、そして街の歴史やちょっとしたトリビアまで、日新堂のお客さまが愉しめる街案内をお届けいたします。
第6回目は、文具名店・伊東屋が手掛ける西海岸スタイルのカフェをご紹介します。










文房具専門店が手掛けるカフェ

銀座の伊東屋といえば、文房具愛好者にとっては聖地ともいえるお店。店頭でペンや手帳、ポストカードなどをじっくり吟味するひとの姿をよく見かけます。創業は明治37(1904)年、好奇心旺盛な創業者が文房具と出会って、モダンな街・銀座で商いをはじめます。筆記具といえば筆が主役だった時代に、西洋で買い付けた万年筆やペンをずらりと並べ、“一歩先の新しい価値”を伝えてきました。また創業まもないころからオリジナル文房具づくりに力を注ぎ、今に受け継がれる古びないデザインを発信しています。そんな伊東屋のビルには、最上階にサンフランシスコスタイルの「CAFE Stylo(カフェスティロ)」があります。



定番人気のコブサラダをはじめ、イチジクとブルーチーズ、アジアン、スパイシーツナなど、絶妙な組み合わせの8種類のサラダがスタンバイ。また爽やかな甘さのレモネードはカフェだけではなく1階スタンドでも販売。スタンド購入のドリンクは店内に持ち込みも可能。クラシックコブ/1,980円、自家製フレッシュレモネード/770円(*平日限定ドリンクセットの場合は440円)









ビル内の野菜工場ではフリルレタスとルッコラを水耕栽培。専門家のもとで学んだ伊東屋スタッフが栽培している。スペーシーな工場は、フロアから見学可能。1階スタンドで販売している採れたてフリルサラダとルッコラはリピーターも多い。













銀座育ちの採れたて野菜サラダ!?

高い天井とガラス張りの窓から陽ざしがふりそそぐ開放的なカフェは、ナチュラル&エコロジーを背景とするサンフランシスコスタイル。看板メニューは、フリルレタスとルッコラをふんだんに使ったアメリカンサイズのサラダです。カルフォルニアのレストランのように、葉野菜をたっぷり食べて欲しいと、野菜工場までビルに完備! 丹精込めて育てた無農薬のフルリレタスやルッコラは、えぐみが一切なくシャキシャキの食感で、まさに新鮮そのもの。ダイエットや健康のためにと訪ねたひとが野菜のおいしさに目覚めて常連に、というエピソードにはことかきません。とはいえサラダだけでは物足りないときには、グリルドサーモンやステーキをトッピングできるのでご安心あれ。お目当ての文房具を手に入れたら、サンフランシスコの風を感じるカフェへとどうぞ。



銀座の街を望む広々としたカフェは、時間を忘れて寛げる心地よさ。 「CAFE Stylo」のStylo(スティロ)とは、フランス語でペンの意味。お気に入りのペンとポストカードを手に入れて、食事を楽しんだあとに大切なひとに想いを綴ってみるものいい。









カフェでは食事だけではなくワインにも力を入れている。オーストリアのウィーン南部にある、ゲオルクニグルワイナリーが手掛けるナチュラルワイン「NIGL.COM」。一般的には避ける澱(オリ)も混ぜて味わってと造り手が説く、本当の意味でナチュラルかつジューシーなワインが揃っている。店舗で販売しているので家飲みも楽しめる。









大正5(1916)年につくられたオリジナル万年筆「マイティ」を復刻。パーツを自在に組み合わせたカスタムメイドの「マイマイティ」。世界に一本だけのオリジナルを自分のために、また大事なひとのギフトへ。マイ マイティ 万年筆/8,800円~、マイ マイティ ボールペン/7,425円~ Photo by ©伊東屋









掲載情報は2021年6月のものとなります。価格はすべて税込となります。

■DATA■
銀座 伊東屋 本店 CAFE Stylo
住所   東京都中央区銀座2-7-15 12F
電話番号 03-3561-8311(代)/03-3567-1108(レストラン予約・直通)
営業時間 10:30~18:00(L.O 17:00)*当面の間

営業時間・定休日は状況にあわせて急な変更も。お出掛けの際はHPやお電話などにてご確認を。
伊東屋