大阪ヒルトンプラザ店


人が『時』というものを認識しはじめたのは、今から何千年も前のことです。

紀元前5000年頃にエジプトでは、日時計(※1)が作られました。

このような『時を計る道具』には、水時計(※2)、砂時計(※3)、火時計(※4)などが あげられます。


日本においては、飛鳥時代。天智天皇が初めて水時計を作り、時を知ったという内容が古代の書物『日本書記』に記載があるそうです。

因みに、時の記念日はこの水時計を作った日を太陽暦に変換すると6月10日であったため 日本で初めての時計の完成を祝い、その日を『時の記念日』としたそうです。


人は、1日約90秒間時計を見るそうです。

24時間(86400秒)から考えるとわずかな 時間ではありますが、人は常に時間とともに生活し、その基準となる時間をより私たちの 身近なものにしたものが時計なのです。



(※1)太陽の日周運動を利用して太陽の時角の推移から時刻を定める装置(道具)

(※2)容器に水を流し、その水面の高さの変化で時間をはかる装置(道具)

(※3)容器の上下の砂の移動により経過時間をはかる装置(道具)

(※4)物を燃やし、その燃えた量、残量を計測して時間を計る装置(道具)