vol.36 銀座でひるごはん

風情ある一軒家で二度愉しい
午餐を

日新堂の近くにある名店や街の魅力をお伝えしたい、そんな想いから生まれた『日新堂マガジン』。喜ばれる手土産やおいしいカフェ、そして街の歴史やちょっとしたトリビアまで、日新堂のお客さまが愉しめる街案内をお届けいたします。
第36回目は、割烹名店の昼ごはんをご案内します。










白木カウンターで気軽なランチを

銀座六丁目は数寄屋通りに店を構える、日本料理「むとう」。昭和二十八(1953)年の創業以来、風情ある一軒家にて日本料理店を営んでいます。料理する姿を愉しめるカウンターとテーブル席がある一階、数名での会食にふさわしい畳敷きに椅子席の二階と、席数は三十席ほど。昔馴染の大人のお客様が多いため、店はゆったりとした落ち着いた雰囲気が漂います。むとうの真骨頂は、昼夜ともに予約制の会席料理。とはいえ旬の食材で手掛けるアラカルトも充実。夜のはじまりには、旬の刺身や季節の料理で一献というご常連の姿も。会席や夜のカウンター使いもいいけれど、まずは名店の味を気軽に愉しめるランチがおすすめです。



ランチのなかでも人気は、九州出身の初代が手掛けた鯛茶漬け膳。博多名物の胡麻鯖丼などとおなじく、たっぷりの炒り胡麻と醤油ダレでいただく。季節の小鉢二種類、香の物、甘味とボリューム満点。女性料理人が手掛ける甘味にはファンが多い。鯛茶漬け膳/2,000円









鯛の刺身とごはんで刺身丼として味わってから、鹿児島産の玄米茶をたっぷりとかけて鯛茶漬けを。













一食で二度愉しめる鯛茶漬け

むとうのランチは、日替り膳、お刺身膳、鯛茶漬け膳と三種類。なかでも創業時から手掛けている鯛茶漬けは、世代とわず人気です。愛媛産の活〆鯛には、二種類の醤油とかつお出汁を合わせた醤油ダレと炒り胡麻がたっぷりとかかっています。鯛茶漬けといえば、胡麻ダレが多いものの、すきっとした醤油ダレでいただくのがむとう流です。まずは刺身とごはんで刺身丼として愉しんで。ぷりっと生きのいい鯛のを存分に味わいます。次にお代わりしたごはんに鯛をのせて、熱々の玄米茶をたっぷりまわしかけます。半煮え鯛のふっくらとした食感や滋味深い旨味が広がる茶漬けは、するするとおなかにおさまります。一度で二度おいしい名物膳は、うれしいことに年中いただけます。

一年の締めやはじまりには、縁起をかついで“めで鯛”ランチなんていかがでしょうか。



磨き抜かれた白木のカウンターやゆったりとした椅子席など、ランチであっても寛いだ気分で愉しめるのがいい。









魚の目利きである料理長・東山仙秋さんと女性の料理人が美しい料理を目当てに大人の客が集う。









古き良き銀座が薫る一軒家の日本料理店「むとう」。昔馴染みの大人の客が多いが、最近では若い世代も鯛茶漬け膳のために訪れる。









掲載情報は2023年12月のものとなります。料金は税込です。

■DATA■
日本料理 むとう
住所      東京都中央区銀座6-4-16
電話番号    03‐3571‐0723
営業時間    11:30~14:00(L.O.)
        17:00~21:30(L.O.)
        (*土曜日も三種類のランチを提供)
休日      日曜・祝日休

営業時間・定休日は状況にあわせて急な変更も。お出掛けの際はWebやお電話などにてご確認を。
日本料理 むとう