vol.25 銀座でひとやすみ

ヘルシーで美しい芋スイーツを銀座で

日新堂の近くにある名店や街の魅力をお伝えしたい、そんな想いから生まれた『日新堂マガジン』。喜ばれる手土産やおいしいカフェ、そして街の歴史やちょっとしたトリビアまで、日新堂のお客さまが愉しめる街案内をお届けいたします。
第25回目は、銀座らしいお芋スイーツを愉しめるお店へとご案内します。










神社にお参りをして芋カフェへ

銀座は、意外と神社が多い街です。横丁の奥、百貨店の屋上など、さまざまなところに神様が祀られています。銀座五丁目の石畳の風情がある三原小路には、あずま稲荷神社があります。あづま通りを歩くひとが足をとめて、手を合わせている姿を見かけることもしばしば。戦後すぐ火災が続いた際、京都は伏見稲荷より分霊してお祀りしたとか。それ以降はぴたりとおさまったという霊験あらたかな神社です。そんな神社のおとなりに、江戸のころよりおやつ扱いだった“さつまいも”スイーツで話題の「銀座 芋山」(ぎんざ いもやま)があります。昨年の春にオープンしたニューフェイスながら、選りすぐりのブランド芋「旭甘十郎紅はるか」と「五郎島金時」をつかった芋スイーツで注目のお店。イートインの芋モンブランや芋ブリュレをお目当てに、朝から行列できる人気店です。



あずま通りにある銀座 芋山。イートインで訪ねるならば平日の午前中がねらい目。









さつま芋の甘みと香り、極上のなめらかさを味わえる芋モンブラン。ビタミンや食物繊維たっぷりのヘルシーなスイーツは、岐阜県産の紅ふうきを使った和紅茶とともに。芋モンブランセット(和紅茶付き)/1,800円













ブランド芋を贅沢に使ったモンブラン

芋モンブランは、二種類のブランド芋を贅沢に使った新感覚の芋スイーツです。白餡、芋ペースト、生クリームを合わせた特製芋クリームのうえに、なめらかで口当たりのよい芋ペーストをたっぷりと絞ります。まずはお芋の素朴な甘みを味わって、その先は爽やかな甘さの芋クリームとご一緒に。スイーツに合わせて鉄瓶ででてくるのは、岐阜県産の和紅茶です。すっきり爽やかな和紅茶と優しい甘さの芋モンブランは好相性。ほかにもイートインでは、今の季節にふさわしい熱々の芋ブリュレがいただけます。テイクアウトで人気なのはカラリと揚げて自家製蜜をたっぶりと絡めた「生芋けんぴ」。差し入れや手土産にと、ひとりでいくつも買い求めるひとが多いとか。温故知新な今どきの芋スイーツ、銀座名物になる日も近いかもしれません。



生芋けんぴは、プレーン、フランス産発酵バター、柚子、トリュフ、と四種類。手土産や差し入れ用に化粧箱の用意も。生芋けんぴプレーン/800円









カウンター席とテーブル席の全八席。カウンター席ではモンブランを絞る様子も楽しめる。席予約が可能な時間帯があるのでwebか電話で確認を。









掲載情報は2022年12月のものとなります。価格は税込みです。

■DATA■
芋山 銀座
住所      東京都中央区銀座5-9-19
電話番号    03-6263-9787
営業時間    11:00~19:00(L.O 18:30)

営業時間・定休日は状況にあわせて急な変更も。お出掛けの際はWebやお電話などにてご確認を。
芋山 銀座