vol.14 銀座で昼ごはん

銀座木村家で名物サンドイッチを

日新堂の近くにある名店や街の魅力をお伝えしたい、そんな想いから生まれた『日新堂マガジン』。喜ばれる手土産やおいしいカフェ、そして街の歴史やちょっとしたトリビアまで、日新堂のお客さまが愉しめる街案内をお届けいたします。
第14回目は、誰もが知っている名店の看板メニューをご案内します。










幸せの香りの先にある老舗

銀座四丁目にただよう焼きたてパンの香り。幸せの香りの先には、明治2(1869)年創業の銀座木村家があります。しっとりとした生地にあんこが入った名物あんぱんは、明治7(1874)年に木村屋初代が生みだしたもの。西洋からの新たな食文化“パン”を日本人好みの味へと、創意工夫を重ねて酒種酵母を使った“酒種あんぱん”にたどり着きます。酒種生地の香りやあんの甘味が調和した酒種あんぱんは、もと江戸市民をたちまち虜にしたそう。それから150余年、ビル内の工房で焼き上げた酒種あんぱんをはじめ、デニッシュやバケットなど120種類以上ものパンが店へと並びます。



オーロラソースをまとった小海老のカツレツサンドは世代を超えて愛される人気メニュー。見た目以上に食べ応えがあるのでシェアもいい。小海老のカツレツサンド/1,280円 コーヒー(ドリンクセットの場合のみ)/400円









あんこと求肥を包み込んで焼き上げたあんこパイ。喫茶のみでいただけるスペシャルメニューをぜひ。あんこパイ生クリース添え・コーヒーまたは紅茶付き/980円 photo by ©GinzaKimuraya













サンドイッチからあんこパイまで

銀座木村家の喫茶フロアでは、焼きたてのパンを使ったさまざまなメニューを楽しむことができます。人気が高いサンドイッチのなかでも、小海老のカツレツサンドは食べておきたい看板メニュー。ぷりぷりの小海老がみっちり入ったエビカツをトーストした食パンが受けとめます。サンドイッチに使われる食パンは、銀座木村家オリジナルの米粉が入った完熟食パン。低温発酵させたパンは、さっくりとした口当たりともっちり食感でこれまた日本人好みのおいしさです。2種類のあんぱんをいただけるあんぱんセット、求肥入りのあんこパイなど、甘いラインナップも魅力的。コーヒー好きを満足させる、こだわりのコーヒーとともにいただきたいものです。銀座の街を見下ろしながら、おいしいサンドイッチと楽しいおしゃべりを。そんな春がそろそろやってきます。



あんぱん発祥の地で2種類のあんぱん(桜・小倉)いただく醍醐味。あんぱんセット・コーヒーか紅茶付き/1,050円 photo by ©GinzaKimuraya









広々とした店内にはカウンター席もあり、ひとりでも楽しめる。ここ一年は、ゆとりのある席数となったことでお客様とのお店のスタッフとのコミュニケーションが増えたそう。









掲載情報は2022年2月のものとなります。

■DATA■
銀座木村家
住所   東京都中央区銀座4-5-7
電話番号 03-3561-0091
営業時間 10:00~19:00(ラストオーダー~18:00*コロナ対策につき営業時間変更中)
休日   無休(大晦日・元旦を除く)

営業時間・定休日は状況にあわせて急な変更も。お出掛けの際はHPやお電話などにてご確認を。
銀座木村家